CUCとCUP…2つあるキューバの通貨に混乱した話

キューバ

キューバに興味をもってちょっと調べるとすぐ出てくる注意点の中に「通貨」に関する事があります。なんとキューバには2つの通貨があるんです。

自分が行った際はアメリカ〜メキシコ経由だった事もあり、最終的にUSドル、メキシコペソ、キューバのCUC、CUP…4つの通貨が財布に混在して大混乱しました…。

CUCとCUP。キューバの二つの通貨

事前に知識としては入れていったものの実際に体験するととんでもなく混乱します。

まず一般的に外国人観光客が使用するものが兌換ペソ(CUC/クック)。空港なんかで両替すると基本的にこっちの通貨に両替されます。

もうひとつが一般のキューバ人が使用する人民ペソ(CUP/ペソ・クバーノ)。

なにが違うって価値が全然違います。

1US$=1CUC=24CUP

US$とCUCの部分は変動があるようですが、CUC>CUPは固定相場だそうです。

ガイドブックにはCUCで買い物をしてCUPでお釣りを渡される事もあるので注意!みたいな事が書いてあって気をつけようと心がけたものの、そもそも使い慣れてないお金。それにCUCとCUP。名前が似すぎ。今自分がもっているのがCUCだったかCUPだったのか…。さらにどっちの方が価値が上か?というのもだんだんわからなくなってきます。笑

約3日間の滞在でしたが、その間に実際に損をしたのかどうか?も正直わかりません…。

CUCとCUPの見分け方

ただし分かりやすい見分け方があります!

お札には大体万国共通でその国の偉人の肖像画描かれているものですが、それはキューバも一緒。チェ・ゲバラをはじめとするキューバの英雄がお札に描かれています。そしてこの肖像こそがお金を見分けるポイントになります。

CUCは全身の肖像が描かれており、CUPは顔のみになっています。

正直、不安な人はこれだけ覚えておいて、

顔だけのお金は安い方。

と覚えておけばとりあえず大丈夫です。自分も最終的にはこれだけで頑張りました。笑

写真上が3CUC、写真下が3CUP。

それぞれの通貨が使える場所。

基本的に観光客がメインの土地は全てCUCでの支払いになります。自分も初日などはどこに行ってもCUCしか使わないのでこのままCUPを使う事はないのかなー?などと思ってました。

しかし、二日目に偶然日本人のバックパッカーの人たちと会い、一緒にお酒を飲む事に。

その時、その中の一人の旅慣れた風の男子がピザを買ってきてくれました。「お金を払うよ〜」というと「安かったんで大丈夫」と。「いくらだったの?」と聞くと「12〜3CUPぐらい?」…日本円で約50円くらい?でピザ一枚。旅慣れ男子さすがです。自分は前日ミネラルウォーターを1CUCぐらい?で買って飲んでたのでなんかすごく損した気分になりました。

なので次の日は地元民が集うローカルなストリートで色々なものを食べ歩き。CUPで夕食を安く済ませる事ができました。

チェ・ゲバラのコインはレアもの?

せっかくキューバにきたのでお土産にチェ・ゲバラの描かれたコイン(3CUP)が欲しいな〜と思い、色々と買い物をしてはお釣りをチェックしたんですが結局最後まで見る事はできませんでした…。どうやら観光客がお土産代わりに持ち帰る事が多く、特に都市部ではあまり見かける事が出来ないみたいです。

…みんな考える事は一緒です。

仕方がないのでお札の方だけゲット。ただし大分使い古されているもの…。もしまた行く機会があれば今度は本気で探したいと思います。

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