温泉旅館の運営するキャンプ場で春キャンプ。【鳴子温泉 蛇のゆ 湯吉キャンプ場】

キャンプの話

2022年4月某日、暖かくなってきて雪解けし始めた鳴子温泉のキャンプ場に、例によって先輩と春キャンプをしに行ってきました。

前回の秋保温泉の冬キャンプが想像以上に寒すぎたので、完全に怯えて今回も装備は冬仕様です笑

中山平温泉の温泉旅館「蛇のゆ 湯吉」

今回のキャンプ場は中山平温泉にある温泉旅館「蛇のゆ 湯吉」が運営する「湯吉キャンプ場」。

鳴子温泉よりもう少し山形県側なので、鳴子の温泉街を横目に47号線を山形方面へ進みます。

道すがら、冬にニュースになっていたこけしの無残な姿を発見。

ニュース映像で見たまんまの場所にそのままありました。ただ見て後にするのもあれなので隣の自販機でコーヒーを買いました。。

47号線を山形方面へ進み、陸羽東線の中山平温泉駅の少し手前を左折。ナビを頼りにしばらく進むと現地に到着。

途中、「キャンプ場」ののぼりが定期的に設置されているので迷う可能性は低いかなと思います。

「蛇のゆ 湯吉」の旅館施設内にあるキャンプ場

キャンプ場、というか旅館の入り口。看板もわかりやすいです。

ちなみに「蛇のゆ」というのはここの泉質に由来するみたいで「もったりトロトロ」のお湯からきてる名前のようです。到着前に通り過ぎた旅館は「うなぎ湯の宿」を名乗ってました。わかりやすいですね笑

入ってすぐ右側には源泉から噴き出す大量の湯気。いかにも「温泉郷」といった感じ。

旅館のすぐ隣に陸羽東線の線路が走ってます。

場所的に足湯が設置されているところなので足湯に浸かりながら定期的に通過する陸羽東線の車両を見ることができます。

薪も販売されているので事前準備も必要なし!ただし全て針葉樹の薪だったと思います。

旅館の建物。キャンプの受付もこの施設のフロントで行います。

ちなみ旅館なので駐車場のスペースは十分すぎるほどあり、駐車代も無料です。

この施設の奥側の川沿いがキャンプ場です。道が整備されているので車でそのままキャンプ場まで降りていくことができます。

キャンプ場の全景。車をテントサイトに止めてもいいし、広く使いたい場合は荷物を降ろした後に上の無料駐車場に車を止めてもOKだそうです。

雪解けの季節だったせいか川は結構な水量で流れも速く、ちょっと怖さを感じました。

無事テント設置完了の図。

手前のパンダTCが先輩のテントで、奥のツーリングドームもどきが自分のテント。

テント左に写っているブロックの囲いは簡易かまどだそうです。あのかまどの中なら直火OK、その他の場所で焚き火を行う場合は焚き火台必須です。

テントサイトは大きめの砂利が敷かれていて、寝るのが大変かも?

写真を見てわかる通りテントサイトには工事現場のような大き目の砂利が敷かれています。テントの底がかなり痛みそうだし、寝る時もだいぶ痛いです。テント下のグランドシートとコットがあった方がいいかと思います。

自分は冬仕様で色々持って行ってたので、テント下にグランドシート、テント内にもインナーシート、その上にウレタンマットを引いて更にエアーマットも敷くという完全防寒仕様だったのであまり痛みを感じずに済みました…。

設置がひと段落したところで早速さらっと足湯に入ることに。

建物外にあるので気軽にいつでも使えていい感じです。ただし利用可能時間はあって8:00~20:00の間となっています。

足湯でリフレッシュして夜の部開始!

足湯でリフレッシュしてテントサイトに戻り早速焚き火と晩御飯の準備開始。

この日のメニューはブッコミしゃぶしゃぶ。食材をクッカーにぶち込んで一気に作っちゃうスタイル。…めんどくさかったんです笑

あとから気づいたんですが肉だけでも後入れでしゃぶしゃぶすればよかったなーと。ただの鍋になってしまった。

食後は旅館内の温泉へ。こちらは6:00~23:00の間であれば何回でも利用可。

泉質は名前の通りねっとりと体にまとわりつく感じ。しかも湯温が高い!やけどする寸前くらいの体感でした。ただ慣れてくるとそれが逆に良くて、疲れと冷えが一気に吹き飛びました!

温泉後は中にある休憩室でまったり。ここが非常に心地よくて「なぜテントに戻るのか?」と、キャンプを根底から否定するような自問自答をしてしまうほどでした。長時間滞在注意です。

色々ありながらも無事テントサイトに戻り晩酌タイム。

この日のお酒は途中スーパーで仕入れたアイリッシュウイスキー、BUSHMILLS。クセがなく飲みやすいウイスキーでスイスイいけました。キャンプの時はなぜかアイリッシュウイスキーチョイスが多くなってしまってます。なぜだろ?

まったりしてると先輩からおでんカレーの差し入れ。夜食にしてはやばいボリュームでした。でも残すのももったいないので何とか完食。

そして寝る前にダイソーで見つけた固形燃料ストーブでお湯を沸かしてコーヒータイム。固形燃料持ち運びしやすくていいかも。

まとめと感想としては、

温泉入り放題に足湯もあって冬キャンプに最適!

温泉と足湯のおかげで冷えた体を定期的にリセットできます。冬キャンプの装備不足・忘れなどで極限状態に追い込まれたとしても温泉に入ればなんとかなる。という最後の砦が追加されるので冬キャンプには最適だと思います。

隣が旅館なのでロケーションは微妙かも。

すぐ隣に旅館の大きな建物から見下ろされている感じなので大自然のロケーションを求める人には微妙かもしれません。

自分も夜焚き火をしているとき、見られてはいないんだろうけど旅館の明かりがついている窓から視線を感じるような感じないような、何とも言えない感じで若干落ち着きませんでした。

川沿い側のサイトを予約して、すべてを川の方を向けて設置すれば幾分かましなのかもしれません。

キャンプスタイルによるけど初心者の人にはすごくお勧め。

ロケーションはちょっと微妙ですが、逆に言えばある程度逃げが効く設備が揃っています。炊事場もあるし、かまどもあるし、薪も売ってます。温泉もあるし、さらには旅館内の食堂で食事もできます。初めて冬キャンプに挑戦する人や、道具を揃え始めでまだ何がどう不足してるか把握できていない人など、初心者の人には失敗を軽減してくれるいいキャンプ場だなと思いました。

さらに今現在川沿いに新たな温泉施設を造成中のようなので、その施設ができた頃に自分もまた行ってみたいと思ってます!

INFORMATION

  • 名称:蛇のゆ 湯吉 キャンプ場
  • 住所:〒989-6832 宮城県大崎市鳴子温泉星沼6-1
  • 電話:0229-87-2323
  • URL:https://hebinoyuyukichi.com/

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