キューバを代表するラム酒ハバナクラブ。
日本でもたくさんのお店で取り扱われているラム酒の代名詞であるハバナクラブ。よく見かけるのは3年ものと7年ものですかね。
ハバナ・クラブ(Havana Club)は、キューバのマヤベケ州サンタ・クルス・デル・ノルテで製造されているラム酒のブランド名。
ホセ・アレチャバラ(José Arechabala)が1878年に設立したブランドだが、1959年のキューバ革命によりオーナーであったアレチャバラ家はスペインへ亡命。製造会社は国有化された。アレチャバラ家はアメリカへ移住し、ハバナ・クラブの商標を登録。この商標の使用許諾を得てバカルディからハバナ・クラブ銘のラム酒がアメリカ国内にのみ販売されていたが、商標の更新を行わず、1973年に商標権は失効している。商標はキューバ政府公団Cuban exportsが翌1974年にアメリカで登録申請し、1976年に承認された。
1994年にフランスのペルノ・リカール社とキューバ政府とが出資比50:50の合弁事業としてハバナ・クラブ・インターナショナル(Havana Club International)を設立。ハバナ・クラブのブランド名は、ハバナ・クラブ・インターナショナルが所有することになった。
ハバナ・クラブの商標は、ハバナ・クラブ・インターナショナルによって世界180か国以上で登録されており、2011年の販売総数は380万ケース以上である。
By wikipedia
もう一つ有名なものでバカルディがありますが、こちらはキューバ革命後に本社をバミューダ諸島ハミルトンに移転しています。歴史を感じますね。
ちなみにこの博物館はハバナ湾に面した道路脇にあり、天気のいい日は周辺の散歩もかなり気持ちいいです。よくガイドブックなどで見るチェ・ゲバラの壁画もすぐ近くにあるのでもし行く機会があれば是非散歩してみてください。
博物館内は1階が入場料無料の簡単な展示とショップスペース、2階が有料の展示スペースになっています。入場料はたしか5CUC(約500円)程度だったかと思います。定期的にガイドが英語で案内してくれます。この時はちょうどガイドツアーが出発したばかりだったので無料で観光できる部分をまわりました。
内部ではサトウキビを潰す機械や蒸留装置、ラム工場を再現したジオラマなどが展示されており、その他にもカリブの島々にヨーロッパ人がアフリカから労働力としてアフリカ系民族を連れてきた歴史なども紹介されているようです。
もともと悲しい歴史の中から生まれたラムですが、この地にはサトウキビは自生していなかったそうです。
入り口部分。併設のバーもあります。
エントランス内部。
こちらもエントランス。ハバナクラブのボトルを持った陽気な銅像がお出迎え。
無料展示スペースでも結構楽しめます。
1Fスペースは基本的にお買い物メインになってしまいますが、ちょこちょこある展示物も結構楽しめます。
バースペース。何も飲まなかったけど…
歴史を感じる年代物のレジスター。
ラムベースカクテルのレシピを紹介したパネル。
お酒のエチケット。こちらも歴史を感じます。
よくわからなかったけど写真の方は過去の従業員さんとかでしょうか。
お土産にハバナクラブも安く買えます。葉巻もいろいろありました。
やっぱり二階も見ればよかった…
せっかく行ったのだから二階の有料スペースも見学すればよかったなとちょっと後悔。…というのもキューバはクレジットカード等が一切使えない完全現金頼り。滞在期間がまだあったのでまだまだ何に使うかわからないと入場料をケチってしまいました。キューバに行く際は現金に余裕を持って行きましょう!
INFORMATION
El Museo del Ron Havana Club / ハバナクラブ博物館
住所:Avenida del Puerto 262, esq. Sol,, Havana