【北海道】Nikka Whisky Yoichi Distillery / ニッカウヰスキー余市蒸溜所

北海道

2017年11月、北海道旅行に行った際にちょっと足をのばして念願の余市蒸溜所に行ってきました!

札幌から電車で約1時間。余市へ

余市までは札幌から電車で1時間弱。そんなに遠くなく、小樽までの海沿いを走る電車は景色も良くてあっという間でした。その後小樽で1両編成のローカル線に乗り換えて、もう2〜3駅移動ですが、これもいい雰囲気だしてました。

余市駅に降りると早速ニッカの樽が。「果実・ウイスキーの里」とあるようにニッカウイスキーのもともとの会社名は「大日本果汁株式会社」。

数年の樽熟成が必要ですぐに販売することができないウイスキーの製造は会社の資金繰りが大変です。そこで最初はジュースを製造してキャッシュを生み出していたそうです。

余市駅を出て正面の道をまっすぐ2〜3分歩くとあっという間に蒸溜所に到着します。

ジャパニーズウイスキーの歴史を感じる蒸溜所

正面の入り口。歴史を感じます。

ニッカウイスキー余市蒸溜所は1934年に創業者の竹鶴政孝によって設立された蒸溜所。

2014〜2015年に放送された連続テレビ小説「マッサン」の舞台としても有名になった場所です。

施設内はメインであるウイスキーの各種製造施設の他に「リタハウス」や「旧竹鶴邸」、「竹鶴政孝蔵」、「ウイスキー博物館」など、観光施設も色々あるので、半日くらい時間に余裕をもってきた方がじっくり楽しめるのかなーという印象でした。

この日は季節外れの大雪の影響もあるのか、結構な施設が見学NG状態でした。また機会があったら今度は夏とかに行ってみたいです。

蒸溜所のガイドツアーは無料で、ホームページから予約可能です。

余市蒸溜所ガイドツアー

  • 所要時間:約90分
  • 内容:製造工程の見学・試飲等
  • 案内時間:09:00 – 12:00・13:00 – 15:30(正門にて受付)

リンク:余市蒸溜所ガイドツアー公式ページ

この時はちょうど爆弾低気圧が到来した頃。札幌市内も11月だというのにすでに圧雪道路になってました。余市はさらに雪が多かった…。

正門をくぐると両脇に各作業等が並んでいます。

まずは蒸溜所見学の定番、蒸溜棟へ。山崎蒸溜所と違ってポットスチルの下に加熱のために炭をくべる釜が見えているのが印象的でした。

ちなみにポットスチルについているしめ縄はニッカウイスキーの伝統で、創業者竹鶴政孝の時代からずっと続いてるそうです。この後、宮城峡蒸溜所にも行きましたが、そちらでもバッチリつけられてました。

樽の製造工程の説明。使用される道具なども展示されていました。

リタハウス。この日は閉館していて見学できませんでした…。このリタハウスを含め、余市蒸溜所の結構な施設が国の登録有形文化財に指定されているそうです。

創業者、竹鶴政孝の像。

こちらは旧竹鶴邸。当時、竹鶴政孝とリタ夫妻が暮らしていた余市町郊外の自宅を、工場内へ移築・復元したもの。内部には竹鶴夫妻ゆかりの品々が色々展示されています。

貯蔵棟。おなじみのロゴマークが記された樽がずらっと並んでいます。

竹鶴政孝の人生に触れることができるウイスキー博物館

次はウイスキー博物館。ウイスキーに関する知識を学べる「ウイスキー館」と竹鶴政孝の生涯を紹介する「ニッカ館」の二棟構成になっています。

上記はウイスキー館にある有料試飲コーナー。

ニッカ館にある様々な展示物。

こちらはスコットランドのリタ家のリビングルームを再現した場所。

マンガ「バーテンダー」で読んで、実際にみてみたいなと思っていた場所です。

1919年当時、スコットランドに留学したものの、ホームシックにかかってしまっていた竹鶴政孝が、柔道を通じて知り合った開業医の一家の自宅にクリスマスパーティーに招待されます。

その家の長女がのちの妻となるリタ。

当時のスコットランドの占いで、切り分けられたクリスマスケーキの中から6ペンス銀貨が出てきたらお金持ちに、指ぬきが出てきたらいいお嫁さんになれるというものがあり、竹鶴のケーキからは銀貨が、リタのケーキからは指ぬきが出てきたそうです。

なんか運命的ですよね。

ニッカ館には他にも過去の広告やボトルラベル、昔の蒸溜所の写真なんかも展示されています。

第一号ウイスキー。飲んでみたい…。

色々なボトルデザイン。

そして最後はニッカ会館に向かい無料試飲!ちなみにここにはレストランもあって食事もできます。

中国を中心にアジア方面からの観光客で試飲会場はほぼ満員状態。ジャパニーズウイスキーは本当に人気ですね。

こちらが試飲内容。左から「シングルモルト余市(ノンエイジ)」「スーパーニッカ」「アップルワイン」。

作り手のことを勉強してからお酒を飲むとやっぱり味が変わる気がします。とっても美味しくいただきました。

これからも色々な蒸溜所、酒蔵を回ってみたいと思いました。

帰りは小樽に寄って美味しいお寿司を食べて札幌へと戻りました。余市旅、おすすめです!

INFORMATION

Nikka Whisky Yoichi Distillery / ニッカウヰスキー余市蒸溜所

住所:〒046-0003 北海道余市郡余市町黒川町7丁目7−6
電話:0135-23-3131
URL:https://www.nikka.com/distilleries/yoichi/

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